Hot Ta部(美容と健康コラム)

健康と体温

2018.12.17

最適な冷え改善策のために!

全身浴・半身欲・足湯、どれが一番からだを温めるのでしょうか

毎日入浴するとき、あなたは全身浴ですか、それとも半身浴ですか、まさか足湯をしているとか。毎日の入浴タイム、意識しているようでしていない入浴方法。それぞれに特徴があり、からだを温める効果があるようです。これから浴室へ行こうとしているあなた、全身浴・半身浴・足湯、どれが一番適しているか考えてみましょう。

全身欲と半身欲のどちらも優れている理由

毎日、入浴していますか。からだを清潔に保つため、一日の疲れを癒やすため、冷え性の対策のため、ひとりの時間を有効にするため、いろいろな目的をもって入浴しているはずです。ここでは、毎日入浴するときのスタイルとして全身浴・半身浴・足湯のどれが一番からだを温めるのか検討してみました。
お風呂のお湯を沸かすために必要なガスと提供している東京ガスが、全身浴と半身浴の体温について実験をしています。それによると、まず全身浴とシャワー浴で同じ温度の湯で10分間からだを温めると、全身浴がプラス0.2度温まったとの結果がでました。

続いて全身欲40度10分と半身欲38度20分で比較すると、入浴後の体温に差がなかったとの結果がでました。さらに心拍数は半身浴で下がり、血圧も半身浴で下がるとの結果がでたのです。すごく興味深いことです。

ところで、みなさんは全身浴と半身浴のどちらが好みですか。

全身浴は、水圧をたくさん受けるためリンパ液や血液などの循環が改善され、健康に良い効果が望めるといわれています。また全身浴では、水圧により血管が収縮するために血圧が上がること、長く浸かっているとのぼせること、脱水になると考えられています。

その点、半身浴の場合、上半身がお湯の外にあるから水圧の影響が少なく副交感神経が優位になり、下半身からの温かい血液が巡ることからNOの作用が効果を示し、リラックスできるといわれています。


ここまで検討すると、なぜだかからだを温めることに全身浴と半身浴で大きな差がないが、半身浴のほうがいいかなと思ってしまう方が多いのではないでしょうか。また足湯ではどのような効果が期待できるのか、興味が湧いてきます。

全身欲より足湯は副交感神経を優位にする

まさか自宅で足湯を実践している人がいますか。通常、自宅の浴槽はからだが浸かれるまでお湯を入れられるように作られています。

ところが、最近、足湯専用のバスタブや電気で温める足湯機が登場しています。たぶん温泉地にある足湯場が人気が高くなり、自宅でも試したくなる人が増えているからだろう。それに高齢者などが集まる介護施設などでは、足を温めることで温泉気分を味わえることから、利用者のために足湯機を備えているところがあります。意外と足湯は全身浴や半身浴より人気があるのかも知れません。

ここで足湯についてどのような効果が得られるか、高知大学医学部で研究されたデータを紹介します。この研究では、21〜23歳の健康な女性に足湯に浸かってもらい、足湯前後の血圧、脈拍数、ストレスを評価しました。結果は、足湯前後において大きな差が現れなかったが、「気分がよくなった」「足がぽかぽかする」という評価がでました。

またこの研究以外に、足湯は全身浴に比べて副交感神経の働きが活発になりリラックス効果が期待でき血行をよくしたと報告がありました。
このような結果から、足湯は全身浴のようにお風呂に入ったという満足感を得ることはできないと考えますが、しっかりとからだを温めることができ血圧の上昇や脈拍が増えることがなく安全に利用できるものだといえるのではないでしょうか。


いま温泉地にいくと、駅前や温泉街に足湯の施設が多くなっています。そこには、友達や家族と会話を楽しみながら足湯を満喫している人たちがいます。足湯は、からだを温め、こころまで温める効果があるのかも知れません。
是非、一度、重炭酸イオンで人気の高いホットタブで足湯を試してみてはいかがでしょか。

入浴中の事故は持病による

入浴時に、急に具合が悪くなったりすることがあります。これは危険なことなので入浴前の体調チェックは大事なことになります。でも毎日入る自宅のお風呂の前に、このようなことをする人は少ないはずです。それに、せっかく時間を作って温泉地に行ったときに、体調チェックするひとも少ないはずです。

ところが東京救急協会のマニュアルには、入浴時の急病について高齢者とそうでない人に事故の件数に差がない、公衆浴場より自宅のほうが多い、入浴中の急病は循環器系の方が多いと記載されています。

いまゆっくりと長時間入浴をすることで、ストレスを解消したり、冷え性の効果を期待したり、仕事や家事を忘れてリラックしたりする人が増えています。
しかし、長時間の入浴には思わぬ事故に繋がる怖れが予想されるため、入浴前の体調チェックはたとえ自宅でもあっても実施するようにしましょう。

その点、ホットタブは37〜40度のぬるめのお湯200ℓでありだいたい半身浴になり、10分以降にからだが温まり15分ほどで効果がきたいできるので、しっかりと入浴前の体調チェックをすれば、全身浴や足湯などより、健康効果が期待できるのではないでしょうか。

参考文献等
東京ガス
https://tg-uchi.jp/topics/5469

元気のひけつ 足湯 添田孝史
https://ir.kochi-u.ac.jp/dspace/bitstream/10126/471/1/yuzu..pdf

高齢者・乳幼児の不慮の事故予防マニュアル
http://proteome.tmig.or.jp/fukusikaigo/NyuyokuJiko/nyuyokujiko.html

この記事を書いた人

なぜなぜ研究者
なぜなぜ研究者
<プロフィール> 
農学部時代の研究テーマは不妊治療(良い卵子と優秀な精子とは)
製薬企業入社後 内資系で大学病院担当のMR
        外資系で抗がん剤とインターフェロンの研究開発
        循環器系、消化器系、産婦人科系、免疫系、膠原病なども得意です。
趣味      山登り(滑落しそうな山にチャレンジすること)
愛犬家

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