全国炭酸泉めぐり
2019.2.11
全国炭酸泉めぐり 第11回 ラムネ温泉館 大分県/長湯温泉
世界有数の温泉大国日本、3000もの温泉地があるそうです。その泉質は様々ですが中でも数少ないと言われる貴重な「炭酸泉」。手軽に「炭酸泉」が楽しめる各地の温泉をご紹介します。
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ラムネ温泉館 大分県/長湯温泉
営業時間: 10:00~22:00 利用料金: 大人500円 小人200円 家族風呂2000円
住所: 大分県竹田市直入町大字長湯7676-2
アクセス: 電車・バス・車
大分方面から県道30号線「長湯山脇三叉路」を左折。橋を渡り左折後すぐ。
泉質分類: 炭酸泉・炭酸水素塩泉
設備: 駐車場有
温泉の特徴: 天然温泉 源泉掛け流し 露天風呂 家族風呂
公式HP http://www.lamune-onsen.co.jp/
日本を代表する炭酸泉のひとつ、大分県長湯温泉。高機能入浴剤のホットタブも、長湯温泉のポカポカする心地よさを手軽に自宅で再現できることを目標に開発されました。今回は日本屈指の高濃度炭酸泉である長湯温泉を取り上げます。
長湯温泉は、炭酸ガス濃度は日本一を名乗る炭酸温泉地の中で中位であるけれど、湧出量がトップクラスで湯温も適温であることから総合的な評価として日本一であると宣言しています。長湯温泉は30以上の温泉施設がありますが、その中から今回は気軽に日帰り入浴が楽しめる「ラムネ温泉館」をご紹介します。
温泉1ℓの中に、1000ミリグラム以上の炭酸ガスが溶け込んでいるものを「炭酸泉」といい、1000ミリグラム未満を「炭酸水素塩泉」と言います。ラムネ温泉館では、この2種類の泉質を有しており、それぞれ外湯と内湯で楽しむことが特徴となっています。
外湯(炭酸泉)の遊離炭酸は1380ppmという高濃度、ただし泉温は32度と低めです。(泉温が高くなると炭酸が抜けてしまうので、湯温と炭酸量は反比例の関係にあります)しかも外湯は露天で吹きさらしなので、冬季はちょっと辛いものがあります。ですが、入浴後身体中にラムネのように泡がまとわりつく感覚は普段味わえないものであり、泉温42度の内湯(遊離炭酸911ppm)と交互に入浴を繰り返していくと外の寒さも気にならなくなります。
長湯温泉は、温泉街にありがちなきらびやかなネオン等もなく、レジャーというより療養という言葉が似合いそうな温泉地ではないでしょうか。
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炭酸泉とは?
炭酸泉とは、炭酸ガス(二酸化炭素)が溶け込んだお湯のこと。別名「ラムネ泉」とも呼ばれ、古来より親しまれてきました。血管の拡張効果があり「心臓の湯」ともいわれるほど血行の促進効果が高く、実際のお湯の温度より2~3度温かく感じるそうです。身体をポカポカと温めてくれ、湯上り後も湯冷めしにくいお風呂です。
日本の温泉法による炭酸泉の定義は、「お湯1ℓの炭酸ガス濃度250ppm以上」。なかでも1,000ppm以上のものを高濃度炭酸泉と呼び、高濃度ほど高い効果があるといわれています。
「体の芯から温まり、湯冷めしにくい」という炭酸泉ならではの特長は、現在、医療・美容業界でも注目されていて、様々な形で利用されています。
体が温まり、それが湯上がり後も持続するのは、「炭酸泉の泡」に血行を促進させる効果があるためです。皮膚表面につく泡(二酸化炭素ガス)が、経皮吸収されて血管に入ります。血中の二酸化炭素が増えると、酸素不足であると脳が判断、さらに多くの酸素を血液に運ぶよう全身へ指令を出します。結果、毛細血管を拡げることで血流をあげる活動を開始するのです。そして全身の血の巡りがよくなり、体の芯から温まるのです。
血液中の酸素不足は、運動時も同じです。炭酸泉につかることで、緩やかな有酸素運動をしているのと同じ効果が得られます。
炭酸泉入浴を継続することで、全身の毛細血管の拡張に影響をあたえ、冷え性や身体の不具合の改善、健康維持に効果があると考えられています。
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